「JBのドラマー大倉」の記事の中などでも触れてますが、JBの中で一番ドラムが難しいなと思った曲は、そう「夕闇トレイン」。
このワード検索で辿り着いた方が居らっしゃったようですし、私も書き残したいと思ったので、私感ですがもうちょっと詳しく書いてみます。
…これだけ切り取ると信五さんどうしたって感じね(笑)
「夕闇トレイン」のBPMは私の手動の計測によると、およそ♩=155です。
で、なぜ難しいと思ったか。
まず大きな理由が、主にハイハットで刻む基本のビートが4分音符と8分音符の繰り返しっていうことなんですよね。
1番を切り取ってみていくと、
・Aメロ(16小節)「誰かの~ヒストリー」
ハイハット4分、バスドラ4分、3-4,7-8,11-12,15-16小節目は裏にスネア
・Bメロ(16小節)「濁した~やって来る」
ハイハット8分、バスドラ(たぶん)8分、各拍裏にスネア、16小節目はハイハット4分に(8,9小節目にシェイク入ってる?)
・Cメロ(8小節)「日陰さがす~隠したんだ」
ライド4分でシェイク、バスドラ1,3拍目(?)、8小節目はハイハット8分に
・サビ(16小節)「夕闇が~夜に散っていく」
ハイハット8分でシェイク、バスドラ(たぶん)4分
…楽譜じゃなくて、文字にするとまぁよく分からないことになりますが
つまりは基本、
Aメロ(4分)→Bメロ(8分)→Cメロ(4分)→サビ(8分)
なわけです。ドラムだけで言えばね。
2番以降に関しては、スネアが増えたりフィルが増えたりはしてますが基本同じかな。
Aメロ(一応4分)→Cメロ(4分)→サビ(8分)→間奏(8分)→Dメロ(4分)→サビ(1~8小節:4分、9~16小節:8分)
って感じかな。こんだけ「○分」が並んでると時間っぽいですが、音符の方です(笑)
これだけビートがコロコロ変わると、まず一定のリズムをキープするのが大変ですよね。
4→8とか遅れそうになるし、サビの8ビートのシェイクなんか特にそうだと思います。反対に8→4は走りそうになる。どんどん前に行ってつっかかりそうになるだろうなーと思います。
これはドラムだけじゃなく、ベースとギター2本(安田・錦戸)もビート刻んでいるのがこの曲の魅力で、このビートを感じられるからこの映像が凄く好きなんだけども。
あと純粋に手数が多くて、パターンがコロコロ変わるからですかね。
Aメロの裏にスネアが入ってくるパターンが、1番と2番でかなり異なるので嫌ですね。実際、2番Aメロ9小節目のアウフタクト(8小節目の終わり)、ヤスくんの「♪そう」と若干ズレてるというか、拍より突っかかってるというか、しっくりこない。
あ、1番Aメロの最後のスネアの8分連打はかっこいい(唐突)
Cメロも1番2番とありますが、2番は4小節目でフィルが入ってきてますね。
1サビ前は休符ですが、2サビのアウフタクトでスネアが入ってる。これはいい味出してます。
あと、サビに関しては「♪twilight train」のメロに合わせて、ハイハット・スネア・バスドラが4分で刻んでるのが好きですね。
…楽譜なしで言葉で説明するのって大変ね(笑)