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ドキドキとワクワクが僕の主食

女の子はお砂糖とスパイスと“素敵な何か”で出来ている

『ARASHI BLAST in Hawaii』感想

嵐が好きだ。大好きだ。

ライブ本編とドキュメンタリーの映像を観終わり、出てきた感想はそんな稚拙な言葉だった。でもこれが全て。

まずライブ本編について。私は現地にも行っていないしパブリックビューイングも参加していないけれども、WSとあとNHKのドキュメンタリー『嵐 15年目の告白』で割とたっぷり流してくれたので映像として把握している部分も通常のコンサートより多かったんですよね。

登場と退場がヘリコプターだったことについては、私個人的には2009年に福山雅治氏が故郷長崎での凱旋ライブで使用したということがあったのでそこまで度胆抜かれませんでした。が、『嵐にしやがれ』で二宮さんが教えてくれた、当初の潤くんの希望通りデビューの時と同じようにクルーザーで登場するのは確かに胸熱だけど、あの会場だとヘリの方が派手だし結果的には良かったんじゃないかなぁと。

まず、個人的に一番興奮したのは「PIKA☆NCHI」。この曲をこんなにガッツリ踊ってくれるのなんてさ、いつ以来ですか…?イントロがかかった時の歓声も一段と大きかったよね。もう「なんてかっこいいんだ…!」と大興奮。好きな曲だけど若い時の特権かなぁ…この尖った感じは…と思ってたんだけれども、いやいや!アラサーでも充分かっこいいよ!あの華奢で細くて分かりやすく尖ってた頃のかっこよさとはまた別で、大人になった彼らが歌うこの曲のパワーはそれはそれはとてもかっこよくってこればっかりリピってます。

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「何もない場所から何もない今日から生まれるものがある」のモデルズ(相葉松本)を見る度「ヒャッ><」ってなる。もう無邪気だし男前だしキュンとするし。

しかし、流石の大野さんもこの良すぎる天気にこの曲で「俺、歳くったな」と思ったらしいが…やっぱ嵐は踊ってナンボだよ!と改めて。

今回のライブでは1日目はピーカンだし、2日目は途中から土砂降りだしでどちらにせよ体力が奪われる中、とにかくひたすら踊りまくる嵐がもはや狂気の沙汰だなと。でも、こうやってまたダンスに力入れてくれているのが目に見えて分かるのが私は嬉しい。

且つ「PIKA☆NCHI」からの「PIKA★★NCHI DOUBLE」なんて、もうたまらんな!!!

そして、クライマックスの「GUTS!」

この収録は1日目、二宮くんが腰を負傷した日。『嵐 15年目の告白』で流れた映像と同じなんだけど、あの時、あの二宮くんのぶっ飛んでる状態での「ガーーーーーッツ!」というシャウトからの曲の流れに号泣しまして。そして、紅白でもこの曲で泣いちゃったくらい、何でしょうね、凄く大切な曲になりました。

 

とまぁ、ライブ自体も凄く良かったんだけれども「Documentary of "BLAST in Hawaii"」がもう「これ観たかったやつ!!!!!」とヒデキ感激状態になり、そこからこう色々なことを考えました。 

そのひとつが、翔さんのインタビューでの発言。以下、意訳ですが。

「『仲が良いのが売りです』ってのが恥ずかしくて」

「なんかみっともないっていうか。踊りが揃っているのが魅力ですとか、ユニゾンが綺麗ですね、とかは分かるけど、仲が良いことが魅力って何だと」

「仲が良いっていう一点張りが嫌だったので、ちょっと離れてみたんですけど、個人的に」

「でもあんま、そぐわなかった」

「それを1~2年やってみた結果、なんかどうでもよくなっちゃったっていうか、仲が良いって言ってくれる人がいるならそれはそれでいいし」

「だけど仲が良い嵐が好きな人が多いから、だからこれからも仲良くし続けるっていうことにはしたくないと思っていて」

「求められているから仲良くしているわけじゃなくて、色々クリエイティブなことを5人でやっていく中で、肩一緒に組んでる状態っていうのがいいなと思っているけど」

櫻井翔という人が、嵐のスポークスマンだというのは周知の事実ですよね。翔さんは事後報告にしろ、きちんと言葉にしてファンに伝えてくれる人だと思っているのですが。にしてもこれ、メッチャ喧嘩腰で語ってて怖いからね(笑)

確か、2013年末の『AERA』のインタビューだったと記憶しているんですけど、翔さん同じようなこと言ってたんですよね。「仲が良いと言われるのはある意味恥ずかしいこと」と。上記の「離れてみた」というのは、おそらく「仲が良いというパブリックイメージから離れてみた」ってことだと私は解釈したんですけれども。

私はね、嵐は特別に「仲が良い」とは思っていません。

私が思う嵐は「良い仕事をする為」という目的の元で、互いが互いに気を遣って仕事がしやすい環境を作っている、そういう集団。

これはブロガーさんだったかな…どなたかが以前おっしゃっていたんですが「嵐はメンバーが発した言葉に対して誰かが必ず相槌を打つ」と。今回のドキュメンタリーを見て、ふとその言葉を思い出したんですね。久しぶりにボリュームのあるメイキングを見ていて、あぁそうだなぁと、絶対に一人にしないよなぁと。

そういう気遣いや優しさを5人それぞれが持っていて、それを共有し続けることって決して簡単なことではないと思うんですよ。ましてや、15年も一緒にいれば。しかも、今回のインタビューでも潤くんが言ってたように「同級生だったら絶対に仲良くなっていない」程バラバラの5人だから。

互いを尊重しながら良い雰囲気を作ること、それが彼らにとっては「良い仕事をする為」に15年間積み重ねてきた信頼関係だと思うんですよね。

二宮さんがしゃべくりに出演した際に「喧嘩はしたことないし、極端な話、1回喧嘩したらそれで終わり」「喧嘩すれば絆が深まっていく人たちじゃない」と発言していましたけど、これまで互いが互いに気を遣って作ってきた信頼関係を壊してしまう行為というのは彼らにとっては「終わり」を示すものなんだろうなと、そういう意味で彼は言ったのかなぁと私は解釈しました。

「相手が嫌なことはしない」っていう協調性が異常に高いのが嵐だし、だから円滑に仕事が進むんだなぁと思う。

所謂、男同士の友情ではないと思うんですよね。あくまで仕事上の関係だから成立しているんだろうなぁって。それと同時に私は、彼らが「嵐でいる為」に互いが互いに要求するハードルが高いなぁと感じる瞬間がありますし。

だからこそ、凄く尊い存在だと思っているし、私はそんな「プロの集団な嵐」が好きなんですよね。

 

でも「仲良し売り」に関しては、私は別に間違ってはいなかったと思っていて。

翔さんは、歌やダンス等のスキルと同等に語られるその魅力が「仲良し」ってどうなんだと疑問を呈しているわけだけれども、それを意図的が偶然か行ったことかはさておいて。

「関係性に萌える」っていうのは女性特有の感情なのかな?って言っても私はBL嗜好はないんだけれども。ただ、単純に仲悪そうなグループよりは仲良さそうなグループの方に好感を持ちますよ。それにパフォーマンスを見る時に、その歌や踊りに集中したいわけだけれども「このグループ、ギスギスしてるな」とか「仲悪そうだな」っていう別の情報があるとそっちが気になっちゃうからなぁ。

「仲良さそうな姿を見ているとこっちも幸せな気分になる」っていうのは、スキルと同等に魅力として通用するものだと私は思いますけどね。嵐ブレイク後の後輩グループは皆その要素を取り入れているっていうことは、そういうことなんじゃないかな。

ただそれだけしか魅力がなくて、スキルがなかったら人気は付いてこないとは思うけどね。

確かに、実際の嵐はただの仲良しグループではないことは確かだけれども、「仲が悪い」と思われるよりは「仲が良い」と思われていた方がメリットが多いとは私は思います。

まぁもちろん、翔さんがあんな口調で語っているのも分かるけど。翔さんは自身の「優等生」というパブリックイメージと戦ってきたと同時に、嵐のそういうパブリックイメージだけで安易に語る世間とも戦ってきたのかなぁっていうね。

だからこそ「求められているから仲良くしているわけじゃなくて、色々クリエイティブなことを5人でやっていく中で、肩一緒に組んでる状態っていうのがいいなと思っているけど」っていう結論に落ち着いてくれたんだったら何よりだわ、と。でもまぁきっと、あの口調ですから(笑)翔さんは心から納得しているわけではないんだろうけど…牽制ですかね。まったくアラサーになろうが何だろうが翔さんの反骨心は健在ですね。だから好き(はぁと)

 

そして、ライブのドキュメンタリーなので、やっぱり浮彫になるのは松本潤の演出なんですけども。

昨年の『15年目の告白』で初めて実際の場面を観て、私が想像していた以上に裏方に徹している時間が多くて正直驚いたんですよね。「この人ここまでやってんだ…」っていう。

今回のドキュメンタリーでも前日のリハーサルの映像があるけれども、演者としてほとんど参加していなくって、ステージから離れて裏方側にいる時間の方が多いんですよね(まぁ全部が映ってるわけじゃないから実際のところは分からないけども、映像の限りだと)。

それは、彼が演者と裏方という二役をこなす為にどれだけ陰で努力をしているんだろうと思いを馳せると同時に、それを可能にしているのは櫻井さんと二宮さんというそれぞれ別のベクトルで頭が働く二人がいることはとても大きいんだろうなぁと改めて。

前日リハ中に、指示を聞いて潤くん以外の4人がステージに向かっていく場面で「ニノ!」と二宮さんを呼んで「タイミング大丈夫そう?(参加しないで)俺見てていい?」と潤くんが尋ねる場面が非常に良い末ズだった。それに対し「大丈夫」と答えるニノを見て、潤くんが彼に信頼を置いているのが垣間見えた瞬間だなぁと。これってきっと「ニノはさっきの指示分かったよね?そっち任せて大丈夫?」って意味でしょう?(そして戻って行ったニノが智くんに「(Jに)怒られた~!」(全く怒られてない)と報告しているのも含めて良い末ズ)。

潤くんが翔さんに強い信頼を抱いてるのは言わずもがなですけど、特に翔さんは対外的な部分での対応を担ってくれているよなぁって(現地スタッフに英語で挨拶したり)。あと前日リハ終了後、密着カメラに各人がコメントを述べた後「松本くんまだ打ち合わせしてるんで、松本くん取材してあげて下さい」っていう翔さんが非常に良いお兄ちゃんだった。

でも頭で考える策士だけじゃ成り立たないし、そこに、二宮さんの言葉を借りれば「感謝の言葉が見当たらなくなって(挨拶で)泣いた、人間らしい」大野さんと相葉さんと、って居るのもバランス良すぎだろ!出来過ぎだよアンタら!っていう。

前日リハで、冒頭の登場シーンのヘリにも潤くんは乗らないでステージを真剣な顔で見つめ何やらメモっているわけさ。で、ヘリが着いてレッドカーペットの上を歩く場面で智くんがアップでスクリーンに抜かれた時に、ずっと張りつめていた潤くんがフフッと笑うっていうのが「嵐っていいな~」と。おそらく、智くんは別に「松潤やスタッフを笑わそう」とした意図的ではないことを含めてやっぱいいな~って。

それはもちろん元々持っている素質もあるだろうけど、後天的というか、グループをやっていく中で出来た役割もあるんだろうなぁと。

潤くんが挨拶でメンバーへの感謝を伝えたこともそうだし、最後のインタビューの「そういうバラバラな人たちをひとつにするにはということを考えるし、だからそれぞれが仕事しても嵐に還元できるかっていうことを考えたり、何か作品終わった後に嵐の楽屋に入るとホッとしたり。グループっていいなぁって改めて思いましたね…気持ち悪いね(笑)」という発言も「良かったねぇ、潤ちゃん…」と心から嬉しくって。

きっと私には想像のつかないところまで色んなことがあったであろう中で、15年経ってこうして潤くんが笑っていられるならば、それ以上のことはない。「この人の幸せな姿が見たい」というのが、私にとって彼の担当をしている一番大切な理由だから。

 

これはあくまで一個人の考えですが、私が思うジャニーズのアイデンティティは「歌って踊る」ことです。

いくらジャニーズタレントが多様化し、その裾野が広がったとしても、ジャニーズがジャニーズたる為にはその「歌って踊る」ことにしっかり向き合うグループがいることが前提だと私は思っています。

ライブの途中に挟まれる映像の中で、皆その「歌って踊る」を口にしていたことが私にとって嬉しいことでした。

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相葉さんが言ってた「出来るだけ長く、ファンタジーの時間を過ごしたい」のはこちらも同じ。

「王道」を走り続けていく嵐をこれからも見続けていたい。尊い存在を見続けていたい。

「好きだーーー!!!!!」と叫びたくなる、そんな映像でした。